つかの間のGW前半は、長野へ。

 

毎年GWに行っているのは新潟ですが、今年はまったく違う用で長野・八ヶ岳へ。

翻訳合宿に混ぜていただきました。

 

英語と日本語では言葉の区切り・概念の範囲・述べ方が異なるので、日本語訳していくのには一苦労。school success とか。

 

最後まで詰まったのはmake it rightという言葉。何が正しいのか。かなり頻繁に使われるこの言葉と、サークルという対話の場の理念との拮抗。とはいえ、譲れないものもあるのでは、という議論。rightはなにか、どこからくるのか、どうしてrightなのか、という議論が広がりました。

 

ふと思い出す中島みゆき「Nobody is right」の歌。

 

もしも私が全て正しくて とても正しくて 周りを見れば

世にある限り全てのものは 私以外は間違いばかり

 

もしもあなたが全て正しくて とても正しくて 周りを見れば

世にある限り全てのものは あなた以外は間違いばかり

 

つらいだろうね その1日は

嫌いな人しか出会えない

寒いだろうね その一生は

軽蔑だけしか いだけない

 

中島みゆきは、正しさの相対主義に立っている。

もちろん、相対主義から、考えることを放棄する態度は推していない。

しかし私たちが「正しさ」をもって固まろうとする心を、この楽曲は訥々と解きほぐそうとする。

使命や理念に燃え、争おうとする僕らの心を、この楽曲は争いの只中にいる“人”に着目する。

 

悪い人などいないだなんて あいにくですが頷けません

正しい人こそいないんじゃないか カンペキ正しいってどういう人だ

 

争う人は正しさを説く 正しさゆえの争いを説く

その正しさは気分がいいか

正しさの勝利が気分いいんじゃないのか

 

つらいだろうね その1日は

嫌いな人しか出会えない

寒いだろうね その一生は

軽蔑だけしか いだけない

 

誰の味方にもなろうとしないこの歌は、主客の関係性に鈍感な教育実践と、主客のハザマで揺れ動く福祉実践に語りかけてくるようにも思う。

 

Nobody is Right. Nobody is Right. Nobody is Right. 正しさは

Nobody is Right. Nobody is Right. Nobody is Right. 道具じゃない

 

色々な気づきを得ながらも、心を休めることができた2日間でした。

受け容れていただいたみなさんに感謝です。

 

山下邸バルコニー