1.0 単位, 3 年次, 通年 応談
藤本 啓寛

授業概要

「福祉科指導法I」の授業内容についてさらに理解を深めるために,受講者は授業案を作成し,その成果について検討する。またこれらの作成に必要な事項を講述する。

備考

「福祉科指導法I」を受講済みあるいは受講している学生に限る。春学期当初開催するオリエンテーション(別途掲示)参加が必要。
詳細後日周知
対面(オンライン併用型)

授業方法

講義

担当形態

単独

授業のテーマ及び到達目標(学修成果)

高等学校教育の福祉科における教育に関する基本的な知識を習得するとともに、教育現場での指導法の実際を学び、効果的な学習方法の立案・計画、実施、評価を行うことができる。

キーワード

福祉科, 指導法, 教材研究, 授業見学, 模擬授業

授業計画

福祉教育の基礎と構成、教材研究、授業見学、教案作成から模擬授業の実施等にいたる一連の課題への取り組みをとおして、教師として福祉にどのように関わるかを検討する。また高校生にとっての福祉科教育と実習のあり方などについて、論文等を通じて考察する。

第1回 福祉科指導法の意義
第2回 福祉分野における現状と諸課題
第3回 福祉科における高校生の現状
第4回 教科「福祉」の教材研究(情報機器及び教材の活用を含む)
第5回 高等学校における福祉科教育の実際1(見学) 基礎見学
第6回 高等学校における福祉科教育の実際2(見学)演習・実習科目
第7回 学習指導計画・学習指導案の作成の基礎
第8回 学習指導案の作成
第9回 模擬授業の実施
第10回 相互評価、まとめ

履修条件

「福祉科指導法I」を受講済みあるいは受講している学生に限る。春学期当初開催するオリエンテーション(別途掲示)参加が必要。詳細後日周知。

成績評価方法

高等学校における福祉科教育の見学レポート:50%、授業中に実施する模擬講義:50%で評価する。福祉科教育の見学レポートは、「1.見学内容が適切に記述されているかどうか」、「2.見学した内容を、福祉科における教育に関する基本的な知識と結び付けて理解しているかどうか」、「3.指導法の工夫について記述・検討されているかどうか」の3点から評価する。授業中に実施する模擬講義は、「1.学習指導要領に沿って授業内容が組み立てられているかどうか」、「2.福祉科における教育に関する基本的な知識が教育内容に反映されているかどうか」、「3.指導法の工夫がなされているか」の3点から評価する。なお,A+~Cの評点は,上記の合計得点に基づいて行う。また見学レポート・模擬講義いずれも、授業中で口頭でフィードバックを行う。

学修時間の割り当て及び授業外における学修方法

本授業は1単位のため、授業時間(75分を1.5時間とし、1.5時間×10回分の授業=15時間)に加え、授業外における予習(15時間)と復習(15時間)を合わせて45時間分の学修時間を標準とする。なお授業時間(15時間)には、福祉科教育の見学と振り返り(3時間)が含まれている。

テキスト・参考書・参考資料等

下記はいずれも参考資料であり、買いそろえる必要はない。授業では資料を配付する。

  1. 文部科学省 『高等学校 学習指導要領解説:福祉編』海文堂出版(最新版)
  2. 田村真広・辻悟・原田正樹編 (2002)『福祉科指導法入門』中央法規 https://tsukuba.summon.serialssolutions.com/advanced#!/search?q=ISBN:9784805821886
  3. 硯川眞旬・佐藤豊道・柿本誠 (2002)『福祉教科教育法』ミネルヴァ書房 https://tsukuba.summon.serialssolutions.com/advanced#!/search?q=ISBN:9784623035977

オフィスアワー等(連絡先含む)

藤本 啓寛  毎週予定が変わります。都度アポイントメントを取ってください。 文京校舎472 
fujimoto.takahiro.fw[アット]u.tsukuba.ac.jp

その他(受講生にのぞむことや受講上の注意点等)

「教育における生成 AI 活用のガイドライン(学生向け)」を参照し、適切に活用すること。生成 AI による提案や回答が必ずしも正確とは限らないため、得られた情報は批判的に評価し、責任をもって内容を精査すること。

教員の免許状取得のための 必修科目/選択科目

高校必修科目

科目

教科及び教科の指導法に関する科目

施行規則に定める科目区分又は事項等

各教科の指導法(情報機器及び教材の活用を含む。)