授業の概要、ねらい

本講義のねらいは,社会福祉に関する基礎的知識を習得することです。

人の生涯を通じて必要となる社会福祉制度や社会における福祉問題について、とくに子ども期に着目しながら理解します。

また現代社会のさまざまな状況にある子どもと彼らを取り巻く社会の諸制度についても基本的な知識や理解を深めていきます。

またその前段として,児童福祉の意義や歴史,子どもの権利についても基礎的理解を習得します。

到達目標

本授業では、社会にはどのような福祉問題があり、どのようなサービスがあるのかについて広く理解します。

また社会の中で、子どもたちがどのような状況にあるのか,子どもを支える支援や制度にはどういったものがあるのか,それらの現状と課題は何か,について整理しながら理解し,思考を深めながら、専門職に求められる知識や技能を身につけます(DP1)。

授業内容とスケジュール

授業テーマwebシラバス上の対応する授業回
第1回なぜ社会福祉学を学ぶのか?第1回 現代社会における多様な子ども・福祉問題について
第2回課題① 子どもの貧困第5回 子どもの貧困①
第3回課題② さまざまな障害第11回 さまざまな学校と施設
第4回課題③ 児童虐待第8回 児童相談所
第5回課題④ 性的・文化的マイノリティ第9・10回 さまざまなニーズ①・②
第6回課題⑤ 学校における問題行動第14回 少年非行
第7回課題⑥ 学力や教育達成の不利益第4回 教育の不利
第8回支援① 教員ができること(new)
第9回支援② チーム学校でできること第7回 学校・家庭・地域との連携 スクールソーシャルワーカー
第10回支援③ 公的扶助でできること第6回 子どもの貧困②
第11回支援④ 社会的養護と障害児支援でできること第12・13回 児童福祉施設
第12回支援⑤ 地域でできること(new)
第13回演習① 「この子に何が必要?」第2・3回 福祉の意義と歴史①・②
第14回演習② 「保護者にどう対応する?」
第15回演習③ 「未来の私、どう生きる?」第15回 子ども・家庭福祉と学校について・まとめ